麹を使った発酵モノで忘れていけないのが、お酒。
これも長い歴史と深い伝統があります。
カナダでは、個人が酒類を作るのは合法なので、
ビールやワインを自作している人はたくさんいます。
これまで書いてきたように、
麹を使った発酵モノを作っている自分としては、
やはり、日本酒も作ってみたい!!
という事で、
ひところは、よく濁酒を作っていました。
ここ数年は作っていませんね、そういえば。
以前は、細菌を研究している学者さんから
大吟醸用の酒酵母を入手できたので、
よく作っていました。
大吟醸用の酵母は当然高いのですが、
個人が、1回に作る濁酒の量(3リットル程度)には
少量で十分なので、5カナダドル程度で買えました。
濁酒を大吟醸用の酵母で作るって、なかなか贅沢です。
吞み口は、すごくスッキリして濁酒なのに
余分な雑味を感じなくて美味しいです。
その方と連絡が取れなくなったので、
それ以来、遠ざかってしまいました。
でも数年前に、古代の日本酒の製造法である
菩提酛(ぼだいもと)で仕込む作り方を習い、
濁酒を作りました。
腐敗を気にし過ぎるあまり、
十分にアルコールが発酵していないうちに絞ってしまい、
ちょっと残念でした。
この記事を書いていたら、
また作りたくなってきたので(笑)、
近いうちに仕込もうと思います。