「ミキ」という、奄美大島発祥といわれる伝統飲料があります。
作り方はいたってシンプル。
昔からある庶民の伝統食なので、あまり凝った作り方はしません。
お粥を作って、そこにすりおろしたさつまいもを入れる。
以上。
とはいえ、注意すべきポイントがあります。
さつまいもの酵素を使って発酵させるので、
お粥が熱いと、酵素が不活性化して発酵しなくなります。
現地の方たちの中には、割と熱いうちに混ぜ込む人もいるようですが、
少なくとも慣れるまでは、全体的に人肌くらいに冷ましてから
ナマのさつまいものすりおろしを加えるようにします。
さつまいもを加えたら、かき混ぜますが、
お粥なので最初は重たい。
でも、かき混ぜているうちに軽くなります。
さつまいもの酵素の力に驚く瞬間です。
そのくらい、発酵が進むのが早い。
そしたら、フタをして放置ですが、
ミキの酵素でガスが発生するのでガスが抜けるように
密封しないようにします。
1日1~2回ほどかき混ぜます。
作っている時の気候によって発酵の進み具合が違いますが、
だいたい数日経つと、泡がプクプクと出てきます。
徐々に酸味が立ってきて酸っぱくなってくるので、
好みの酸味になった時が飲み頃です。
すぐに飲まない分は、冷蔵庫に入れて保管します。
冷蔵庫の低温でも、少しづつ発酵は進むので、
作ったら、早めに飲むか、
発酵を止めたい時は、冷凍にします。
甘みもありますが、足りない時は、甘酒などを加えるのも Good !!
基本的にご飯(米)が主原料なので、
たくさん飲むとお腹が膨れます(笑)