前回の記事で、塩に関する事を書きました。
伝統的な日本食が、
塩分高めのものが多いので、
減塩をしましょう
という事ばかり話題になっていますが、
実際には、前回の記事(天然塩)
で書いたように、
使っている塩そのものに問題がある場合が多い。
あと、塩分摂取過多の傾向がある人というのは、
その多くが、外食が多い人ではないでしょうか。
お店で出てくる料理は、塩分高めが多い。
特に居酒屋。
理由は、人の味覚の感じ方にあって、
料理は、少ししょっぱめくらいが美味しく感じるんです。
そして居酒屋などの
お酒を提供する事がメインのお店では、
アルコールで麻痺した舌でも
味がわかるように味濃いめ。
当然、塩分もさらに高め。
自分で料理を作れば、調節できるので、
意識して抑える事ができます。
そこで、さらに塩分を抑えて、
旨味はむしろアップできる調味料があります。
それが麹を使った発酵調味料。
代表格は、ひところ流行って
今は落ち着いたけど、
それでも、あちこちで見かける
「塩糀」
これを使うと、塩分量を削減しながら、
旨味は爆上がりするので、しっかり減塩につながります。
塩糀は料理では、塩と同じように使えます。
塩こうじの特徴は、それにさらに旨みが加わること。
塩 + 旨み なわけです。
つまり、塩分量が少なくても、それを旨みで補う事ができるので、
相対的に、塩分量が少なくても料理が、より美味しくなります。