今や、塩糀は普通にスーパーなどで売っていますね。
なかには、液体塩糀という濁りのないクリアなものも売られています。
あれは、普通のドロッとした塩糀と何が違うのか?
一言で言うと、普通のドロッとした白い塩糀を
フィルタにかけて個体成分を取り除いたものです。
濁り酒と清酒の違いと言えばわかりやすいと思います。
日本酒は、蒸したお米を発酵させて作ったお酒で、
醪(もろみ)と呼ばれる、お米が溶けてドロドロになった状態のものです。
そのままでも呑めますが(濁酒)
これをろ過して固形分を取り除き、透明な状態にしたものが清酒です。
これを塩糀でやったものが、液体塩糀。
料理によっては、白く濁ると見栄えが悪いものもあるので、
そういった時に、この澄んだほぼ透明の液体塩糀は活躍します。
肉を柔らかくしたりとか、食材の持ち味を引き出すなど、
液体塩糀でも十分です。
とはいえ、醪の固形部分にはいろいろな栄養価のあるものも含まれていたり、
多少なりとも味にも影響してくるので、できればそのまま使えると良いですね。